【例文アリ】就労移行支援に行きたくない時の欠席連絡でやったこと

就労移行に限らず、体調が悪い時に「休みます」という連絡を入れるのは本当にエネルギーがいりますし、スタッフからどう思われるか不安で連絡を後回しにしてしまうこともあるかもしれません。
やっぱり「気まずさ」みたいなものも感じてしまうものですが、経験上、数回休んでしまえば、少しずつ慣れてきて、「休みたい時にちゃんと休む」ことができるようになってきます。
【電話/メール】筆者も使っていた欠席連絡の例文テンプレ
ここでは、筆者が実際に通所していたときの、「メール本文」を可能な限り原文ママで紹介します。
これをコピペしつつ、自分の状況に追記したり修正すれば問題ないので、参考にしてください。
また、どんな感じの返信がきたのかもあるとよりわかりやすいと思ったので、スタッフからの返信も載せておきます。
実際の欠席メールとスタッフ返信
1-1送信メール(親知らず抜歯・急な体調不良)
[事業所名]職員さま
いつもお世話になっております。
[氏名]です。
昨日親知らずを抜いた部分が腫れ上がってしまったため、本日はお休みさせていただきます。
当日のご連絡となり大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
[氏名]
1-2スタッフ返信
[氏名]様
おはようございます。
やはり抜いた後のほうが大変ですね……。
お大事になさってください。
[事業所名] [担当者名]
2-1送信メール(疲れの蓄積・無理を避けた休養)
[事業所名]職員様
いつもお世話になっております。
[氏名]です。
疲れがたまってしまったため、誠に勝手ながら本日はお休みさせていただきます。
急なご連絡となりご迷惑をおかけして申し訳ありません。
何卒よろしくお願いいたします。
[氏名]
2-2スタッフ返信
[氏名]さん
おはようございます。
[事業所名]の[担当者名]です。
お休みのご連絡ありがとうございます。
講座の準備や就職活動の準備など、積極的に取り組まれていましたので、少し疲れがたまっていたのかもしれませんね。
本日は無理せず、ゆっくり休んで体調を整えてください。
また元気な時にお話しできればと思います。
よろしくお願いいたします。
3-1送信メール(当日欠席の重なり・睡眠不足)
[事業所名]職員様
お疲れ様です。
[氏名]です。
大変申し訳ありませんが、疲労と睡眠不足が重なり、本日は体調不良のためお休みをいただきたくご連絡いたしました。
当日欠席が多くなり申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
[氏名]
3-2スタッフ返信
[氏名]さん
おはようございます。
[事業所名]の[担当者名]です。
欠席の件、承知いたしました。
最近疲れがたまっている様子ですね。
本日は無理せず、ゆっくりと体を休めてください。
もし体を動かせそうなら、動画を見ながら軽くストレッチなどをしてみるとよいかもしれません。
お大事にお過ごしください。
[担当者名]
いかがでしょうか。
このように、理由を正直かつシンプルに伝えるだけで全く問題ありません。
上記のように送信、あるいは電話をして、ネガティブな反応が返ってくるようであれば、100%決めつけることはできませんが、事業所側にかなりの問題があると筆者は感じます。
少なくとも、筆者が通っていた事業所はスタッフさん全員が人間として素晴らしい方々でした。
【連絡を終えたら】罪悪感は不要!リラックスして1日を過ごす
連絡を入れた後は、スマートフォンの画面を伏せ、罪悪感をきれいに手放してリラックスすることだけに専念しましょう。
筆者が実際に休んだ日に意識して行っていた過ごし方は、主に次の3つです。
筆者が実際にやった3つの過ごし方
1疲労回復を最優先にしてひたすら眠る
- とにかく眠い日は迷わずたくさん寝ることにした
- 翌日以降に通所するエネルギーを充電するイメージで過ごす
- 罪悪感を持たずに布団の中でとにかく寝る
2散歩や軽いストレッチで体を動かす
- 気分転換に近所を少しだけ歩いて外の空気を吸う
- 動画を見ながら軽くストレッチをして体のこわばりをほぐす
- 体を少し動かすことでメンタル面もリセットされる
3好きな動画や趣味の娯楽を楽しむ
- ぼんやりとYouTubeを見たりゲームをしたりして気力を養う
- 何も考えずに没頭できる時間は本当に大切
- ペットと遊んだりするのも心にかなり効いた
上記に加え何より大切なのは、「心身が疲れてエネルギーが切れている日は、退所や進路などの重大な判断をしない」と決めておくことです。
疲れている時に考えると、物事をどうしてもネガティブに捉えてしまい、極端な結論を出してしまいがちだからです。
今日はただ、おいしいものを食べたり、好きな音楽を聴いたりして、心と体を甘やかしてあげて良いと思います。
【体験談】就労移行支援に通えない4つの原因と対処法

欠席連絡を入れてその日をやり過ごせても、「なぜこんなに行きたくなくなってしまうのだろう」という根本的な疑問が残ることもあるはずです。
就労移行支援に通えなくなる背景には、必ず何らかの理由やサインが隠れています。
就労移行支援に通えなくなる主な原因と今すぐ取れる対策は次の4つです。
通えない原因と4つの対処法
- 体調の波に合わせて在宅を使う
- 人間関係は環境調整を相談する
- 合わない事業所なら転所を試す
- 焦りを感じたら計画を見直す
通うか辞めるかの二択で考えず、環境のほうを柔軟に調整しましょう。
【体調・メンタルの波】➔ 週2〜3日や「在宅訓練」への切り替え相談
体調の波への対処ステップ
1休むべきサイン
- 生活リズムの乱れや疲労の蓄積で朝どうしても起き上がれない状態が続く
2事業所への相談内容
- 通所日数を週2〜3日に減らす相談や公的に認められた在宅訓練の利用を打診する
3具体的なネクストアクション
- まずは半日通所や自宅学習に切り替えて心身の回復を最優先にする
就労移行支援に行けなくなる原因として最も多く、そして筆者にとっても最大の壁だったのが「体調やメンタルの波」です。
障がいや疾患を抱えながらの通所は、本人が自覚している以上にエネルギーを激しく消費します。
通い始めの緊張や、生活リズムを整えようと無理に早起きを続けた反動から、数週間から数カ月たった頃に強い疲労感が一気に押し寄せてくることは珍しくありません。
こうした疲労の蓄積を感じた時は、我慢して毎日通い続けようとするのではなく、すぐにスタッフへ相談して通所ペースを落とすことが大切です。
当事者の体験談
筆者自身も通所ペースの管理に苦しんでいた時期に、支援員さんから「少し日数を減らしてみる?」と声をかけてもらい、週数日へ落とすことで持ちこたえられました。また、「通うのがしんどい時期は在宅訓練もできますよ」と打診を受けたこともあります。「通うか辞めるか」の二択ではなく、日数を減らしたり家で受けたりする柔軟な選択肢を知っておくだけで、心の負担は格段に軽くなります。
【人間関係・環境のストレス】➔ 席替え・別室対応・スタッフ変更の打診
人間関係のストレスへの対処ステップ
1休むべきサイン
- 周囲の視線や雑音、スタッフとの相性などが原因で通所自体が強い苦痛になる
2事業所への相談内容
- 席替えやパーテーションの設置、別室自習や担当支援員の変更を要望する
3具体的なネクストアクション
- 周囲と無理に交流せず、パーソナルスペースを確保して訓練に集中する
人間関係や環境のストレスを感じたら、一人で我慢するのではなく、信頼できる支援員や施設長に環境の調整を依頼しましょう。
多くの事業所では、座席を一番端や壁側の落ち着く位置に変えてくれたり、机の周りにパーテーションを立てて視線を遮ってくれたりします。
筆者が通っていた事業所では、隣同士の席で訓練を行うオープン席と、仕切りがあるパーティション席の2つがありました。
視覚的、聴覚的に過敏な利用者さんは、ガヤガヤしていたりすると、スタッフさんに相談して席を変えてもらったりしていましたね。
【事業所方針とのミスマッチ】➔ 我慢せず「転所(事業所の変更)」を検討
方針ミスマッチへの対処ステップ
1休むべきサイン
- 管理型の強制や放置型の退屈など、事業所の方針そのものに強い拒絶感がある
2事業所への相談内容
- 希望する訓練スタイルや現状の方針に対する違和感を率直に面談で伝える
3具体的なネクストアクション
- 無理に我慢して耐え続けず、別の事業所への見学や転所の手続きを前向きに進める
就労移行支援事業所には、時間管理や規律を厳格に求めて全員一律の基礎講義を受けさせる「管理型」の事業所もあれば、個人のペースや自習を最大限に尊重してくれる「自由型」の事業所もあります。
すでに一定のスキルがあるのに簡単な作業ばかりを強制されたり、逆に手厚いサポートが欲しいのに放置されてしまったりすると、通うこと自体が苦痛になって当然です。
事業所の基本的な理念やカリキュラム方針は、一人の利用者の要望だけで変えることは困難です。
「今の場所が世界のすべてではない」と視野を広げ、無理なく学べる別の事業所を探してみるのも全然アリですよ。
【就職への焦り・プレッシャー】➔ 個別支援計画の見直しとペースダウン
焦りやプレッシャーへの対処ステップ
1休むべきサイン
- 周囲の就職や2年期限のプレッシャーに圧倒され、精神的に追い詰められてしまう
2事業所への相談内容
- 個別支援計画の目標を就職活動から一度「生活リズムの安定」へと巻き戻す
3具体的なネクストアクション
- 就活のペースを意図的に落とし、今日できる最小限の自習や課題に集中する
就労移行支援に真面目に取り組んでいる人ほど陥りやすいのが、「就職へのプレッシャーや焦り」によるエネルギー切れです。
焦りで押しつぶされそうになった時は、一度立ち止まって、事業所で定期的に作成している「個別支援計画」を見直す面談をスタッフに申し込みましょう。
事業所によっては、「週3回はマスト」みたいな通所日数の下限を設けていることもありますが、マイペースに訓練を進めたいなら、こうした制限がない事業所の方が良いかもしれません。
当事者の体験談
筆者が通っていた事業所では、厳しい通所日数のノルマがなく、ある程度自分の裁量でペースを調整できました。支援員さんからも「体調に合わせて少し日数を減らしてみる?」と声をかけてもらい、退所前の最後の月などは無理せず月の半分ほど休んで進路準備に充てていました。日数の縛りが緩やかな事業所を選べたことは、本当に幸運だったと感じています。
就労移行以外にも「頼る先」を複数持っておくとラクになる

就労移行支援に通っていると、いつの間にか「事業所と自宅の往復」だけが世界のすべてになってしまいがちです。
そうした閉鎖的な環境の中でトラブルや不調が起きると、逃げ場がないように感じられて、精神的に深く孤立してしまいます。
だからこそ、就労移行支援の枠組みの外側に、本音を打ち明けられる第三者の窓口や安全基地をいくつか持っておくことが非常に大切です。
知っておきたい3つの外部相談先は次のとおりです。
知っておきたい3つの外部相談先
- 資格者に本音を話す心理相談
- 外部の専門家に客観的な相談ができる転職窓口
- 間に入ってもらえる地域の公的窓口
就労移行の中に閉じこもらず、外部の味方を確保しておくことで気持ちに大きなゆとりが生まれます。
【相談先】なんでも話せる場所があると本当に助かる
通所がつらい時、事業所のスタッフには「こんなことを言ったら評価が下がるのではないか」「退所を勧められるのではないか」と不安になり、本音を言えないことがあります。
また、家族には心配をかけたくなくて相談できなかったり、主治医の診察は数分で終わってしまって日常の悩みまでじっくり話せなかったりすることも多いはずです。
事業所や家族などの利害関係から完全に離れた「第三者の相談相手」を持つことには、大きな安心感があります。
事業所や病院以外に話せる場所を持っておく利点は次の3つです。
外に相談先を持つ3つの安心感
- 利害関係のない人に本音を話せる
- 専門家の客観的な視点を得られる
- 心の安全基地を複数に分散できる
誰にも気を遣わずに愚痴や弱音をありのまま吐き出せる場所が一つあるだけで、心にたまった感情を外に出せて、通所へのプレッシャーが驚くほど軽くなります。
ただ、現実には「身近にそうした都合のよい相談相手がなかなか見つからない」という場合も多いでしょう。
最近では、公認心理師や臨床心理士などの資格を持つ専門家に、自宅からオンラインやチャットで気軽に相談できる心理カウンセリングサービスなども身近になっています。
筆者も、日頃の仕事や生活で調子が乱れそうな時には、利害関係のない心理職の専門家に話を聞いてもらい、思考の整理やメンタルの安定をさせています。
「いざとなったらあそこに吐き出せばよい」と思える逃げ場所を確保しておくことは、長く健やかに生きるための強力なお守りになりますよ。
【就労支援】就労移行以外にも頼れる場所はある
就労移行支援に通っているからといって、「その事業所だけを頼って就職しなければならない」という決まりはありません。
むしろ、事業所の中だけに頼っていると、その事業所が持っている求人情報や支援員の個人的な見解だけに将来が縛られてしまいます。
視野を広げるためには、就労移行と並行して、外部の「障がい者雇用専門の転職エージェント」などの民間の就労支援サービスを活用するのも非常に有効です。
就労移行と並行して外部のエージェントに相談するメリットは次の3つです。
外部の就労窓口を使う3つの利点
- 現在の状態で働ける選択肢が分かる
- 客観的な市場価値を把握できる
- 相談だけでも親身に対応してもらえる
事業所の評価だけに縛られず、広い視野であなたの可能性を確認してみましょう。
転職エージェントを利用するといっても、「今すぐ応募して就職しなければならない」わけでは決してありません。
「現在の体調や希望条件で、実際の障がい者雇用市場にはどのような求人があるのか」
「一般雇用と障がい者雇用で迷っているが、どう考えるべきか」
といった情報収集やセカンドオピニオンを目的として、無料で相談に乗ってもらえます。
就労移行以外の選択肢をストックしておく感覚で、気軽に問い合わせてみるのがおすすめです。
【地域の相談支援・自治体】公的な選択肢も実は豊富
行政や地域には、障がい福祉サービスを利用する当事者を守り、支援するための公的機関が整備されています。
困った時に無料で頼れる地域の代表的な公的窓口は次の3つです。
知っておきたい3つの公的窓口
- 相談支援事業所(いわゆる相談員さん)
- 障害者就業・生活支援センター(通称「なかぽつ」)
- 自治体の障がい福祉窓口(役所の窓口)
上記は就労移行支援を利用中であっても無料で相談でき、将来の働き方や生活の不安についてアドバイスを受けることができます。
一人で問題を抱え込まず、こうした公的な支援者の力を積極的に借りていきましょう。
出典:障害者就業・生活支援センターについて - 厚生労働省
【Q&A】就労移行支援を休むことに関するよくある疑問と不安
就労移行支援を休みがちになると、制度面や将来の就職についてさまざまな疑問や不安が湧き上がってくるものです。
ここでは、筆者の実体験をもとに、自分で抱いていた疑問に答えてみました。
休むと2年間の利用期限はどうなりますか?
結論から言うと、就労移行支援を休んだからといって、その日数分だけ2年間の利用期限が前倒しで削られて短くなることはありません。
ただし、「休んだ日数分だけ利用期間が自動的に後ろへ延長されるわけではない」という点には注意が必要です。
受給者証の有効期間は暦の日数に沿って進むため、休んで通所しなかった期間も、利用期間としては原則として消費されていきます。
もし体調不良などで長期間の休養が必要になり、2年間の枠内での就職が難しくなった場合は、市区町村に申請して審査を受けることで、最大1年間の「利用期間の延長」が特例として認められる制度も存在します。
残り期間が不安になった時は、自己判断で焦るのではなく、事業所の支援員や相談支援専門員に残りの期間を確認し、今後のスケジュールを一緒に検討してもらいましょう。
出典:障害福祉サービス等の利用手続き - 厚生労働省
休みが続くと退所やクビになってしまいますか?
「休みが続いたら、事業所から強制退所になってしまうのではないか」とおびえてしまう方も少なくありません。
しかし、事前にきちんと欠席の連絡を入れていれば、休みが続いたことだけを理由に突然クビや強制退所になることはまずありません。
就労移行支援は福祉サービスであり、利用者が心身の病気や障がいを抱えていることを前提として支援を行う場所だからです。
筆者も、通所最後の1カ月は体調と進路調整のため、月の約半分を欠席していましたが、スタッフから責められたり退所を迫られたりすることは全くありませんでした。
ただし、連絡を一切入れずに何週間も無断欠席を続けてしまったり、スタッフからの電話や安否確認の連絡を完全に無視し続けたりすると、事業所側も支援の継続が不可能と判断せざるを得なくなります。
また、数カ月にわたって一度も通所実績がない状態が続くと、自治体の規定によって受給者証の支給が一時停止されたり、契約終了の手続きが進められたりすることはあります。
もし長期間通えそうにない時は、無理に通所しようとするのではなく、「体調が落ち着くまで1〜2カ月お休みしたい」と正直に相談して、一時的な休所の手続きを取るのが最も安全です。
どれほど体調が悪くても、朝の短いメール連絡だけは途切れさせないように心がけましょう。
週2〜3日しか通えなくても就職できますか?
結論からお伝えすると、週2〜3日しか通えない状態からスタートしても、十分に就職することは可能です。
障がい者雇用においては、最初から週40時間のフルタイム勤務を求める企業ばかりではありません。
近年では、週20時間や週30時間未満の「短時間雇用」からスタートし、体調の安定に合わせて少しずつ労働時間を延ばしていく働き方を採用する企業もあります。
何より大切なのは、「最初から毎日通えること」ではなく、「体調の波を理解し、無理のないペースをコントロールできるようになること」です。
当事者の体験談
筆者が通っていた事業所にも、最初は「あまり見かけないな」と思う女性の利用者さんがいました。
体調に合わせて週数日からのスロースタートだったようですが、少しずつ無理のないペースで通所日数を増やしていかれました。
そして驚くほど早いペースで、「今月で就職が決まったので卒業します」と笑顔で挨拶されて巣立っていきました。
最初から毎日通えなくても、体調を管理しながら進めれば、十分に就職できることを間近で教わりました。
就労移行は休んで全然OK。焦らずマイペースで進めていこう

休むことは後退でも逃げでもなく、明日以降にまた前を向いて歩き出すための、前向きな「充電時間」です。
誰かと比べる必要はどこにもありません。
焦らず、休むことを許しながら、あなたのペースで一歩ずつ進んでいきましょう。